施工事例:3階建の1階部分をホテル仕様に。大阪市北区の戸建リノベーションの事例

こんにちは、

リノベーションコーディネーター、カラフルライフ代表の清水です。今回は3階建の1階をホテル仕様にしたリノベーションをお伝えします。大阪市北区の一戸建、2021年11月前後の事例です。

日本国内全域についてはともかく、100%避けられない自分自身の高齢化。都心に多い3階建ての戸建にお住いの方は、「もう3階部分には行かずに住みたい」という方も多いのではないでしょうか??

扉&扉&扉、の日本の普通の家の作り方に疑問を持つ

プランです。

現況ではこういうプラン。奥の部屋はここでは和室でした。ワンフロア35㎡ていど、2階にリビングと和室、3階に居室2室。3階建てとしてはよくあるプランで、駐車場が別にある分、比較的広い方なのではないかと思います。分かりにくいですが玄関入って正面が階段です。

仕方が無いと言えばそれまでですが、どうしても洗面室、トイレが別になります。扉を開けては閉め、の連続。皆さん普通に過ごしてますが、扉の開け閉めの負担はバカになりません。これが当たり前のプランではありますが、別の考え方もあると思います。

こちらが計画・実行図面です。半帖フチ無し、塩ビの畳の和室の上にベッドを2つ置く予定。畳の上にベッド、という組み合わせはよくやりますが、ベッドから降りたときに冷たくも無いですし、和モダンのホテルなどでは既に定番で、個人的にも抵抗がないため、お客さんにもおススメしています。

現況はこんな感じでした。一般的な広さですので、普通は文句も無いでしょうし、元々こちらのお客さんの意向も、お風呂と洗面台の設備機器の交換。トイレはどうしようかな、という感じでした。

 

今まで通り、普通の家を続けることに疑問を持つ

施工後です。床はフロアタイルのヘリンボーン貼り。フロアタイルの見栄えのクオリティがものすごく上がっているのと、水回りにも使い易いため多様しています。正面の扉1枚で1階全体を区画します。

パナソニックの洗面台:シーライン。主要全メーカーを見て、こちらに決めました。名古屋モザイクタイルのショールームで一目惚れしたタイル、棚板はメラミン材。金物は真鍮のちょっと変わった形の、ネットで検索して買ったもの。照明はトイレと同一でダイコー電機のものを使いました。雰囲気は良かったんですが、ちょっと暗かったので、ひとつダウンライト点けておけば尚良かったです。

ウェブ表記のサイズに間違いがあり、ひと悶着ありましたが解決させ、使いました。このような小物は好みがかなり分かれるのと、ポイントとして使うと出来栄えがグッと上がるので、人任せにせずご自分で選ぶことをおススメします。

今回はお任せいただきましたので、私が全体のバランスを見てチョイスしました。ペーパーホルダー、タオルバーなども同じ材質で、違うところから選んできています。

 

 

和室。当然ながら予算の制限があるため、天井、化粧柱、長押(横に通ってる木材)などは既存のまま。天井も何とか残しました。大工さんに感謝です。

 

 

 

痛恨の極みですが、畳の納品が遅れたため、畳の入った写真がありませんでした。グレイがかったくすんだグリーンの渋い畳が入ってるんですが…。またそのうち撮影に伺ってきます。

地震対策、断捨離も兼ねて、いわゆる嫁入り家具は処分。大容量のクローゼットとオープン収納、畳のみの和室にしました。このオープン収納は帰ってきて仮掛けをする場所などに重宝しているようです。

 

階段下のスペースは貴重な収納場所でした。今回の施主さんは、定年退職直前。あらゆる大人にとって、リフォームは人生の棚卸の最大にしてほぼ唯一の機会です。こちらの方に限らず、5年10年と使っていないものが山ほどあるのが普通だと思いますが、40歳から使ってないものは、まあ65歳になっても使いませんわな(笑)

退職、転職などのタイミングで大幅な断捨離に踏み切れず、リフォームに踏み切れない方も数多くお会いしてきました。「リフォームで確実に住まいは良くなります。リフォームは難しくありません。難しいのは断捨離、過去との決別です。」と申し上げることが多いです。本当にそう思います、人生皆同じです。

 

盛大に処分していただき、トイレになりました。

 

色味と彩度、アクセサリーの素材に統一感を持たせる

階段下をトイレにするのは定番です。階段であるがために低いところを便器にすれば収まりが良いので。手洗いは扉を開ければ洗面台があるのでそちらを使うと割り切って。ここは基本夫婦しか使いませんので、汚れる箇所を減らすことを優先させました。

ブルーのクロスは北欧のデザイナーが作ったもの。サンゲツの総合クロスですのでさして高い訳ではありません。鉄骨造のため、木造に比べ深く取れるニッチ(くぼみの棚)の奥に洗面台で使ったタイルの余りを貼り、明度彩度をマットブルーに統一。アクセサリーを真鍮に統一。照明もブラケットライトで洗面台と同一のものにしています。

トイレ用の照明ですが、トイレの引き戸を少し開けておいて、この照明を点けておくことで、常夜灯の役割にもなるかなとも想定しています。

 

このリノベーションをいくらでできるか?

こちらの工事、35㎡くらいのエリアで、写真はありませんがユニットバス、ガス給湯器、洗面台、トイレを新調し、間取りをほぼ完全にやりかえ、内装材、扉を入れ替えて、350万円ほどです。リフォーム金額の一般論はなかなか難しいのですが、間取り変更無しで上記住宅設備の交換のみで200~250万円くらいになることが多いと思います。何でもいいとなれば150万円くらいでもできますが、そのクオリティでは満足しない方も多いですので、200-250万円くらいが相場であると私は考えます。

私自身が偏屈なため(苦笑)言われたことをそのままやるのが嫌いで苦手なのと、お客さんの希望をそのまま聞いてそのまま実行するのであればコーディネーターとしての私の存在意義が無いと考えていますので、言われたままを実行することを良しとできません。

お客さんの希望を満たすのは当然として、その家がどうなりたがってるかを考え、10年後にお客さんと家がどうなってるかを考えます。最後にその考えを実行した後のその家の不動産価値が下がらないか。願わくば上がってはくれないか、を考えます。言われたままやる方が作業としては簡単ですが、それは好きな類の仕事ではないため、基本的にそのような心意気で取り組み、施主と、家と、市場にとって価値の高いものを作っていきたいと思っています。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。引き続き頑張ります!

 

 

リノベーションに興味がありそうな方とシェアをお願いしますm(_ _)m

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です